終電の窓見つめてた 立ちながら外見つめてた
窓に広がる漆黒 数台光る蛍光灯
黒をバックに映される 私の顔は黒く汚れ
不条理な世界で苦しめられた 傷に気づいた
どうしてこんなに 汚れちまったんだろう
どうしてこんなに 先が暗いんだろう
見えないよ私は この世界の進む道が
また一つ蛍光灯がさ 役目を終え消えてゆく
街中は今日も静寂で 笑い声すら聞こえない
住処を失った猫達 不慣れな世界に戸惑う
影の中に隠れていた 負の面が露になってきて
気づいた時には私の顔も 色を失くした
どうしてこんなに 終わっちまったんだろう
どうしてこんなに 逃げ続けたのだろう
消えちゃうよ私も この世界に居る権利が
点滅する蛍光灯が 蝋燭のように消える
あんなに綺麗に 輝いていた世界
僕らのこの手が 汚してしまったんだ
どうしてこんなに 変われなかったんだろう
どうしてこんなに 放っておいたんだろう
透けていく私も この世界とサヨナラだね
街の中央の蛍光灯が 砕け散って街を真っ黒に消し去った
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