私昨日貴方見ていたの
紅い紅葉の木のうしろ
落ちて来たのは落ち葉ですか
頬を撫でた雫の理由(わけ)を

下駄の鼻緒が千切れたと
童がひとり泣いていた
君に貰った紅い糸を
結んだ私もうらめしい

紅(あか)
君の瞳に灯った頃は
実は気付いていた もう戻れない事に
紅い落ち葉 落ちれど 落ちた君は戻らない

紅葉ひとつ、またひとつ、涙と共におちてゆく
染みになって消えるの 季節はずれの雪のよう
冷たく凍ってく

私昨日貴方見ていたの
紅い葉枯れた木の後ろ
笑みを失くした黒い瞳
何故かとても寂しくなるわ

紅(あか)
君の背に牡丹の花が咲いた
けれどどうして? 私泣いているの
もう紅い葉は落ちない
君の笑みも零れない

結んでおくれ
紅い鼻緒を

私昨日貴方見ていたの
紅い葉揺れる木の後ろ
鼻緒切れた私の下駄に
触れた手の平は白く

紅い糸を残して 飛んでいった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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和風シリアス系(結構暗い感じで)
主人公が思い人を待っているがその人はもうこの世に居なくて、現実から目を逸らしているような、そんな歌です。

最後の紅い糸が飛んで行ったというのはやっと受け入れなければいけないという自覚をし、彼との唯一の糸が主人公から無くなるというような、そんな感じです

閲覧数:187

投稿日:2015/09/06 00:26:23

文字数:383文字

カテゴリ:歌詞

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