冷たい水面に揺れる脚
白く透き通る肌にキスをして


ここは失われた都 誰も訪れる者は居ない
厚く積もる埃が 時間を知る術となる

どうして 人はここを捨てたの
どうして 帰ってこないの

木々に囲まれた 小さな湖
街道から外れ 静けさだけが宿る
煌めく水面は 塔に反射して
昼間は明るく 周り照らしていた


そこは輝ける都 道行く人は笑顔溢れ
忍び寄る惨劇も 予想もしていなかった

そうして 人はここを捨てたの
そうして 帰ってこないの

神に愛された 独りの少女
喧騒から外れ 大好きな湖へ
透き通る水で 喉を潤して
それ以上の事はわからない

愛していた世界が 終りを告げるとき
確かな物など 何もないよ
都は濁流に飲まれて 現在の姿に……


透き通る水に浮かぶ影
白く儚い命 キスをして

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Lilium

物語風
精査なし

閲覧数:68

投稿日:2015/01/24 13:37:26

文字数:350文字

カテゴリ:歌詞

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