(A)
力尽きた
彼は騎士で愛する姫様いました
戦場は無慈悲で彼は力尽きる

目が覚めると彼はすぐに傷つく体を動かす
姫様が悲しむ
それだけで気が急(せ)く

(B)
城は戦場 誰かが嘆く
最上階の広間へ急いだ

(サビ)
姫様はどこだ
姫様は行方知れず
悲しむ 嘆いて
手当たり次第にと
姫様をさがし
無力感に苛(さいな)まれ
嗚咽を漏らして
その場に崩れ落ちていく

(A)
絶望した
彼は騎士で愛する姫様いました
現実は無慈悲で
彼は傷だらけで

(B)
あれはシスター?
ふと気が付いた
目元のほくろがとても 似ている

(サビ)
まさかと震える
やはり見間違いではない
彼女は姫様
膝をついて仰ぐ
傷ついた騎士は
それでも負けてはいない
守るべき人に
絶対の忠誠をば

微笑んだ姫は
騎士に頷いてみせる
ふたりは手を取り
再会を歓喜し 永遠を誓う
死がふたりを分かつまで
遅い曙光に
ふたりの頬は染まった

(A)
時は遠く古い時代
小さな国でのことです
ひとりの騎士がいて
聡明な姫様

騎士は姫を心底から
愛し慕っていました
姫も騎士のことが
愛しいようです

戦禍(せんか)に燃え
人は惑(まど)う
国は疲弊していました
でも騎士は負けない
そばに姫があれば

愛は不滅
それは真理
ふたりは結婚しました
幸せに暮らした、そんなお話です

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

騎士とお姫様の寓話(仮タイトル)

中途半端なハッピー・エンドになってしまいましたが、最初はバッド・エンドにする予定でした(予定は未定)。だって都合が良すぎるよなー。
ともあれ、最初に入力されていた仮歌詞が猛烈にウケたのと、自由なお題だったのとで、書いていて楽しかったです。何か気の利いたタイトルがあれば、思い残すこともないのですが…。

閲覧数:175

投稿日:2016/05/03 23:33:10

文字数:576文字

カテゴリ:歌詞

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