理「今宵の物語は人形の話だ 旅の最中風に聞いた
その名はメイリンゲル(『メリンゲンマッセの魔女』)」
*
重い石荒縄とそれと 泉湖辺りの畔
それから縛り上げた小娘 男でも良い突き飛ばしたら
ね、簡単!これが 魔女の作り方(まじょのレシピ)
「でもこんな古典的(ありきたり)な レシピにはもううんざり」
領主の娘“腹が減ったと言うならどうぞ 胸焼けするまで食べなさい”
メリンゲンマッセの魔女が言う 「さぁ《ケーキ》を焼きましょうか?」
魔女“腹が減ったと言うならどうぞ 胸焼けするまで食べなさい”
*
昔々あるところに メリンゲンマッセ領の城
お菓子愛する娘が一人 領主の娘メイリンゲル
砂糖細工のお人形(メレンゲドール) 食べ残されて部屋の中
命奪って生まれた我が身を 夜ごと嘆いて泣き濡れぬ
「だけどそれは《嫌い》じゃなくて 哀れんでいる(かわいそうな)だけなんだ」
笑う人形マルツィの陰に 忍び寄るは暗い影
“おら達は食うにも困っているのに!”
“こんな食べもしない人形のために、また年貢を重くしただか!”
“許せねぇべ!こんなものっ!こんなものっ!”
お砂糖、卵に小麦粉、フルーツ、バターそれから牛乳(ミルク)
連行、罪人の倅と娘 観察苦悶、猛獣(けもの)、菓子職人(パティシエ)
仕上げに飢餓って調味料
悪趣味人型ケーキに 消える材料、不足菓子職人(パティシエ)
砂糖細工によく似た白骨(ほね) スポンジは肉 火力全開
嗚呼、これぞ魔女の作り方(レシピ)
*
メリンゲンマッセに棲まう魔女 実(げ)に真に恐ろしき者(だと言う)
高騰年貢、無駄菓子 喘いだ領民菓子に変えては
笑う“さぁ、どうぞ召し上がれ!”
メイリンゲルという娘が 最後に作り出した魔法は
己の姿さえも菓子とし 真実濁し微笑む(あざわらう)だけ
語られた、魔女が出来るまで(レシピ)
*
菫姫「違う違う違う違う 違う違うそうじゃない
いいえいいえいいえいいえ 私の知る限りでは……」
*
アルフェロア城の 閉ざされた部屋に
座した美少年 彼の名はアルフェン
恋に落ちたメイリンゲル(“貴方が好きと伝えたい”)
【背徳の姫君 二夜目一話】 『魔女の作り方(まじょのレシピ)』
枠物語なシリーズ物の曲。
二夜目一話『メリンゲンマッセの魔女』
http://ncode.syosetu.com/n1935bb/5/
改め、魔女の作り方(と書いて魔女のレシピと読ませる)
魔女狩りの王道的な冒頭台詞からはじまり、
人を魔女に仕立て上げるレシピ でもあり
魔女が人を使った料理のレシピ でもあり。
二夜目二話の『アルフェロアの魔女』に続きます。
つなげて曲にしようと思ったら8分とか超えそうなので小説通りに分けました。
【小説置き場】http://ncode.syosetu.com/n1935bb/
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