A.
少年は膝を抱いて明けない空を見上げていた
打ちひしがれた虚ろな瞳で
少年は無力を知り震える拳握っていた
数えきれない想いと苛立ち

B.
オモチャのナイフ忍ばせて
短い過去を刻んだ

S.
そこに僕を見つけた
そこに確かに僕がいた
夜の風に吹かれて
明日(あす)を変えたい僕がいた

A.
少年は肩をすくめまだ見ぬいつか探していた
はちきれそうに高鳴る鼓動
少年は言葉もなくためらいながら立ち上がった
こらえきれない衝動のままに

B.
瞬く星の道しるべ
小さな覚悟灯した

S.
どんな夢を描いた
どんな憧れ探してた
白い息を浮かべて
朝を待ってる君がいた

C.
幼さともどかしさで
ボロボロの爪を噛んだ
痛む胸さするたびに
大人へと近づいてく

S.
そこに僕を見つけた
そこに確かに僕がいた
夜の風に吹かれて
明日(あす)を変えたい僕がいた

S.
どんな夢を描いた
どんな憧れ探してた
朝をせがむ少年
鏡映しの僕だった