『As far as...』
作詞/タック二階堂
--------------------------------------------------
「雨のにおいする…」
暗い空見上げ きみ 呟いた
「今日も雨…」
きみは拗ねるけど 相合傘かくれた
「見送りは苦手…」
別れ際 背を向けて 歩き出す
聞こえないくらい
「じゃあまたね…」
きみの声 忍び込む
ぷっくりした唇
傷みかけた赤い髪
男の子のようなうなじ
ずっと そばにあるはずだった
あの空の向こうに
あの日のふたりがいる気がして
忘れてたにおいが
ふうとまとわりついたみたいで
ありふれたお話
誰も気にも留めないみたいで
焼きついた残像
きれいな記憶ばかり見ないで
---------------------------
「サイアクの出逢い…」
あのころの きみ いつも話してた
「ありえないタイプ…」
だからこそ 胸の奥 居続けた
「したいことしたい!」
きみを取り巻く 世界 ひろがって
わからない言葉 わからない時
ふたり 薄めてく
夕陽が逃げる狭い空
お祭りあとの公園
行き場なくしたサンダル
そこに ぼくたちがいたこと
茜空 ならんで
かぎりあるその先を見ていた
腕の中震える 上目遣いのその目見ていた
触れるたび寂しくなると
あの日のきみは言ったね
遠ざかる背中に
二度と「またね」の言葉なかった
あの空の向こうに
あの日のふたりがいる気がして
忘れてたにおいが
ふうとまとわりついたみたいで
ありふれたお話
誰も気にも留めないみたいで
焼きついた残像
きれいな記憶ばかり見ないで
00:00 / 04:40
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想