
扉の前に立つ
踏み出せない足
非常口の前で
うなだれて泣いてたあの日の夜
逃げ出すのはいつでもできると そう思っていた
扉は固く重く冷たく 私を拒んでるから
来た道を戻ることも
進むこともできないで
途方に暮れてる中で
突然鍵が現れたの
掌にある感触
差せば開く確信と
渡された機会に震えた
言い訳が許されずに怯えて
逃げ帰ったあの夜の幻想
繰り返すいつもの苦しみに安心していた
弱虫で泣き虫なのは相変わらずだけど生きてる
あの扉にまた向かう
そんな時もあるだろう
未だに消えない鍵を
お守りにしてる日常で
掌にある感触
厳しいその冷たさが
不思議と安心できるから
掌にある感触
差せば開く確信と
渡された機会に救われた
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