ジャケット

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ライセンス

  • 非営利目的に限ります

香箱座り

香箱座りの君はまた
ベランダに座って日向ぼっこ

言ってきますの挨拶にも
顔を向けずに
尻尾で軽い返事

寒い冬は一緒のベッドで
僕よりも大きく
幅を利かせて

暑い夏は木陰で
楽しそうに世界を
回している

晴れの日々も
夏の日々も
その背中
安らぎをくれる

悲しいときも
嬉しいときも

そっとまた
いつもの場所で



僕はと言うといつも通り
色々なものに動かされて

別に不満もないけど
特に楽しいこともありはしない

香箱座りを僕が出来たら
その中に何をしまうんだろう

楽しかった記憶に
言いたくもない過去と
沢山あって

だけど本当は気づいてるんだ
僕だけじゃなく
皆そうで

小さな不満
たまの喜び抱え
ふっとこぼさぬように

時が流れていって
僕も年をとって
細くなった君は
いつもどおり座っていたね

晴れの日でも
雨の日でも
その姿を思い出す

いつもの場所に
君はもういない
だけどほら
心の中に

香箱すわりの君は今
虹の橋の下で日向ぼっこ
見えてるかな
見えているよ
変わらないよ
ずっと一緒だったんだよ

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投稿日:2017/11/09 04:51:12

長さ:04:23

ファイルサイズ:10MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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