退屈な論争に 独りきりの夜が来て
窮屈な感情は 抱えたまま檻の中
血清をどうぞ 錆び付いた遊園地で
ベルモットを頂戴 明けぬ夜でも笑いたいの

散々な報道も 啼く鳥も響く鐘も
凡庸な日常を 覆うように過ぎてゆく
背景と少女 あなたは夢の中
ハルマリンと錠剤 嗚呼、もうわからない

空想 叫べ ユーフォリア イライザは何を伝えていた?
現実主義に身を投げた あなたは傍観者

誰の所為と 叫んだって もう元には戻らないように
この世界で 嘆いたって 朽ち果てた
昨日までの 日常に さよならして涙零す
昨日までの 日常は 還らない
君の声が 聞こえないんだ
君の声が

闇は遠く消え
永遠の命題に 塞ぎ込む夜が過ぎて
声は閉ざされ
交錯する事情を 放り投げて今日もまた
花は咲かずに
妄信性情動 朽ち果てた観覧車で
欠けた月を見る
亡霊とブルーノイズ 嗚呼、もう歩けない

嗚呼、夢を見ていた
闘争 嘆け ネオフォビア 彼女は何を見つめていた?
嗚呼、声が聞こえた
遠くの空は焼け落ちた 私は眠ったまま

寂しくて 耳塞いで 縋りついて
独りぼっちで 彷徨って 垂れ下がる糸にしがみついた
蝉の声が 煩くて 目を閉じる
何度だって 祈っていた このまま消えてしまいたいと
何も言えず
そうあなたを 見送った

決戦衝動、耽美論 イドラ、臨界点への消失
下らない前提と机上の空論に前を向いてまた礫を投げれば
停戦協定、妥当性 世界は声をあげて泣いてる
止まらないずれと列と温度計 まだ暴走続くイデオロギー

存在証明、形而上 それでも心臓は動いてる
先がないレールだって乗り込んでまた今日を越えると嘘をついた
生得観念、世界線 いつまでも気づかないふりしてる
まだ夢を見ている

怯えて 震えて 灯りがほしくて
暗い夜に 朝を待って 眠れぬままに街を彷徨った
そうどんなに 願っていても 醒めないのだろう
きっとどんなに 願ったって この夢からは醒めないのだろう

この世界で 嘆いたって 朽ちることを止められはしない
誰の所為と 叫んだって 戻れない
昨日までの 日常は もう二度と還ることはない
昨日までの 日常に さよなら
君の声や 聞こえなくなってしまう前に
その姿が 見えなくなってしまう前に

夜を討て

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

実験的都市計画 歌詞

閲覧数:307

投稿日:2016/12/20 21:47:07

文字数:1,012文字

カテゴリ:歌詞

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