[1A(0:20~)]
命を削る匂いが
月夜の花を揺らす
手負いの彼は諭した
ここから逃げろと
[1B(0:38~)]
傷付くことはとても怖くて
冷たい夜は寂しいけれど
鋭く刺さる優しい視線が
私を強く捕らえた
[1S(0:56~)]
ねぇ寄り添い願った夢を
このまま二人でいられたのなら
[2A(1:25~)]
どれほど長い時間が
この身を奪っただろう
死に急く彼は囁く
「愛している」と
[2B(1:42~)]
巡る季節はとても痛くて
眩しい朝は悲しいけれど
強く握った一縷の祈り
彼の隣にいさせて
[2S(2:00~)]
別れさえ私は愛そう
出会いが残酷だとわかっても
[Last S(2:38~)]
ねぇ寄り添い願った夢を
このまま二人でいられたのなら
別れさえ私は愛そう
出会えた幸せをもらったから
[読み]
[1A(0:20~)]
いのちをけずるにおいが
つきよのはなをゆらす
ておいのかれはさとした
ここからにげろと
[1B(0:38~)]
きずつくことはとてもこわくて
つめたいよるはさびしいけれど
するどくささるやさしいしせんが
わたしをつよくとらえた
[1S(0:56~)]
ねぇよりそいねがったゆめを
このままふたりでいられたのなら
[2A(1:25~)]
どれほどながいじかんが
このみをうばっただろう
しにせくかれはささやく
「あいしている」と
[2B(1:42~)]
めぐるきせつはとてもいたくて
まぶしいあさはかなしいけれど
つよくにぎったいちるのいのり
かれのとなりにいさせて
[2S(2:00~)]
わかれさえわたしはあいそう
であいがざんこくだとわかっても
[Last S(2:38~)]
ねぇよりそいねがったゆめを
このままふたりでいられたのなら
わかれさえわたしはあいそう
であえたしあわせをもらったから
【歌詞】シオン〔応募用〕
neXus様の楽曲【http://piapro.jp/t/ZLF1】に応募する歌詞です。
独特な静寂を感じたので、人気の少ない情景を思い浮かべながら構想しました。
テーマは「相手を思う」。
傷付いた『彼』を見つけた少女は、敵意を宿す鋭い視線に心を奪われ寄り添う。
癒せぬ傷に迫りくる死が見えていても、永遠の別れが来るその時までは。
出会えば必ず別れが来ることを知っている。
それでも人は出会い、誰かを思わずにはいられない。
果たして、少女が心を奪われた『彼』は人間だったのでしょうか。
歌詞は読み方は【読み】以下のひらがな通りです。
1Bの「優[しい]」、Sの「[ねぇ]」をそれぞれ1音として扱っています。
選考の程、よろしくお願いいたします。
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