落下。
流行り病の報せ 綴る手紙
宛先も知らないのに 届く気がした
風がまだ冷たいね 凍て付く途中の羽
もし剥がれ落ちた日には 君に捧げるのもいい
埋めた駅の気障なアナウンス
聞こえないのです
君が分かつ純情、おさらば
わたしの破片
息継ぎが下手な人に ボンベ一つ
安寧はございません でも生き延びて
雨がまた降りそうね その前に裸でさ
直ぐ其処の冷えた海を 一緒に泳ぎませんか
この半球 過ぎ去ったならば
プラットホーム
嘘じゃない街目指し、これにて
無垢な運命
埋めた駅の気障なアナウンス
聞こえないのです
君よ分かって、どうかお願い
繋いだ破片
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