春暁、思索に耽て君を恋ふ

貴方はまるで僕を見透かす様に

lyric ＆ music 桶本　ガク

湖月に浸す様に、下らない藍に染まって壊れてしまうみたいな。
思索で彩った。儚く脆い我楽多を捨てられずに居だんだ
春に溶け出した茜色咲く花に芽吹く
此の恋の行方もう脆く崩れている
枷付きの春が又、僕を睨むそぶりに
縋る言葉を呑む。




貴方はまるで僕を見透かすように
飼い慣らされた此の恋を謳う。
朱雀が又、鳴いている。
恋慕に惑う、又、灰になる
『君も異常ね』て、そうやって誑かすの
梁が崩れた此の恋に沈む。
左様ならを告げる度、
白紙に滲む、此の芥に歪んでしまうんだよ

症状は藍だと君が言って
笑えない冗談だって空っぽの声を吐いた
白痴に成る様に
見えない言葉に縋って芥に沈んでくんだろ
春にまた脳が溶けて何万回と藍の逢瀬に透過している。
君の所為で壊れていく静寂
頬を染めて降下している。恋、焦がれて
藍を謳っていた
花束に君を恋ふ
僕らはまるで世界に取り残され
ただ二人、眠る此の蝶の様に
儚く焦げ散っていく。
今際の際に又、鳴いてやる。


貴方はまるで僕を見透かすように
飼い慣らされた此の恋を謳う。
朱雀が又、鳴いている。
恋慕に惑う、又、灰になる
『君も異常ね』て、そうやって誑かすの
梁が崩れた此の恋に沈む。
左様ならを告げる度、
白紙に滲む、此の恋に歪んでしまうんだよ