【A】
それでも此処で 紡がれたものは
あまりに鮮やかな 夢
冷めない熱に 浮かされるような
螺旋を 繰り返す
【B】
いつまでも ああ 瞼 閉じれば
あの日の君が まだ
今も ほら 笑ってるから
このまま もう少しだけ……
【A】
さよならでさえ 告げられないまま
繋いだ指は解けて
突然過ぎた エンドロールから
止まったままの針
【B】
あのときに ああ 戻れるのなら
笑顔の君を まだ
この腕に 抱いていられた?
今更 遅すぎたね……
【B】
目覚めない 君の隣で
歌うよ 何度でも
君がいた この幻を
抱き締め 今夜もまた……
*****
読み
【A】
それでも ここで つむがれた ものは
あまりに あざやかな ゆめ
さめない ねつに うかされるような
らせんを くりかえす
【B】
いつまでも ああ まぶた とじれば
あの ひの きみが まだ
いまも ほら わらってるから
このまま も(う)すこしだけ
【A】
さよならでさえ つげられないまま
つないだ ゆびは ほどけて
とつぜんすぎた えんどろーるから
とまったままの はり
【B】
あの ときに ああ もどれるのなら
えがおの きみを まだ
この うでに だいていられた
いまさら おそすぎたね
【B】
めざめない きみの となりで
うたうよ なんどでも
きみが いた この まぼろしを
だきしめ こんやも また
【採用】君がいた夢
Eurico様の楽曲、【YOHIOloid】オリジナル曲【歌詞募集】http://piapro.jp/t/XdMQの歌詞公募に宛てて書き下ろした歌詞です。
ご採用頂きました、有難う御座いました!
今後楽曲完成に向け、ストーリーや設定も含め編集可能性ありです。
テーマが『寂しい』『昔を懐かしむ』とのことだったのでその方向で書いていたはずだったのですが、ちょっと行き過ぎてしまいました。(笑)
失った恋人との日々を懐かしみ、その想い出に浸る青年、というのが表向きのストーリーラインです。
が、歌詞を読み解いた先の物語はかなり重めのものにしてあります。
主人公である彼は、恋人を事故か何か、唐突な不慮のアクシデントで亡くしてしまう。
あまりにも突然の別れに覚悟など出来るはずもなく、恋人の死を受け入れられない青年。
強い寂しさと後悔、未練に苛まれながら、幸せだった過去の想い出と自らの強すぎる想いが生み出してしまった恋人の幻覚に溺れ、まだ歩き出せずにいる……
という感じの設定をイメージしています。
作曲者様の想定していたイメージと合致していなかったら申し訳ありません。
聴けば聴くほど魅力的な切なく悲しいバラードに惹き込まれ、妄想が暴走してしまいました。
二番【B】のあとの「Ah~……」というコーラス風の音の部分には敢えて詞を乗せませんでしたが、必要であれば追加致しますので仰ってください。
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