白い服に身を包み
どれだけ聖者を偽ろうが
黒く塗りつぶされた過去が
きっと白を黒に染める

神の名前を叫び続け
どれだけ信仰を見せようが
違う(たがう)名前を心に刻み
きっと罰が下るだろう

気付けば遅く
帰ることはできずに
さらなる深淵へと足を踏み入れ
廃墟と化した世界こそ
自分の本来いるべき場所

神から遠ざかりし場所こそが
安寧の場所だと気付いても
それさえ壊してしまう

きっと帰れることはないのだから

思う心に偽りなくとも
染まりし黒に偽りなし

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

JUDE-ユダ-

ユダ

心から救いを求めて
心から愛する神を失った。

それは自らへの罰なのか
それとも自ら破壊した安寧の場所なのか
きっとわからない。

閲覧数:95

投稿日:2012/07/03 17:43:13

文字数:229文字

カテゴリ:その他

クリップボードにコピーしました