紅柘榴石がほら
色を失っていく
懐かしいあなたの記憶
砕け散るように消える
氷の中の貴女
なによりも美しくて
遠い日となにも変らない
貴女がくれた痛みを抱いて生きているの
自分らしく生きていいと教えてくれたのに
貴女なしでは私ではない気がして……
紅柘榴石がほら
色を失っていく
懐かしいあなたの温もり
もう思い出せないの
氷の中の貴女
見上げるあの子の姿
貴女と重なっていくの
貴女がくれた痛みを抱いて生きてきたの
自分らしく生きていいとまた教えられた
貴女と同じ表情(かお)を見せて
自由になればいいと
紅柘榴石がほら
新たな命を得て
懐かしい記憶を彩り
母から子へ伝わる
私が愛した貴女の子は
なにより愛しくて
壊さないよう 傷つけてしまう
だけども護りたい
手放せなくて 痛みが増えて
傷つきながらも 愛おしく
貴女と重ねて母とも重ねて
もっと、美しくなれと
願う、私よりも
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紅柘榴の記憶
紅柘榴の記憶
作詞:萌蔵さん http://piapro.jp/t/430N
完成しました
イラスト
メリーさん http://piapro.jp/t/bny_
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