鍵を掛けた窓 淡く映り込む輪郭
寄り添えない光の内側で
それは狂おしく 甘く刻まれる幻
縋り合った約束 嘘を交わす口付け
白い息が嘲笑(わら)った

傷付く未来の気構えをしてる
凍て付く非情な希望と知ってる
ひりつく痛みに君も気付いてる
それでもずっとそばに居たくて

雪は 記憶を綴じた 瞬間、一秒、永遠。
睫毛を濡らす予感を 隠してはくれないね
雪は 誰の肩にも きらめき纏って舞い降る
そうだよ……、優しい声に さよならまでは言わせない


影を見失う ひどく透明な痕跡
埋められない隙間の外側で
それは愛おしく 浅く呼吸する感傷
夜に馴染む秘密は 柔い熱の戯れ
白い息の駆け引き

恐れた鼓動は孤独を伴い
逃れた想いのノイズを越せない
途切れた言葉は脆くて幼い
同(おんな)じ星を探せてたなら

雪は 終わりを連れた 儚くかなしい始まり
かたちを選べるのなら 見つけられない場所で
雪が 降り止むまでに 冷たい小指を解いて
そうだよ。優しい声に さよならまでは言わせない

■かな、譜割り ※【】内は字余り

かぎをかけたまど あわくうつりこむ りんかく
よりそえないひかりの うちがわで
それはくるおしく あまくきざまれる まぼろし
すがりあ(あ)たやくそく うそをかわすくちづけ
しろいいきがわら(あ)た

きずつく みらいの きがまえをしてる
いてつく ひじょうな きぼうとし(い)ってる
ひりつく いたみに きみもきづいてる
それでもず(う)と そばにいたく【て】

ゆきは きおくをとじた しゅんかん いちびょう えいえん
まつげを ぬらすよかんを かくしてはくれないね
ゆきは だれのかたにも きらめき まと(お)て まいふる
そうだよ やさしいこえに さよならまではいわせない


かげをみうしなう ひどくとうめいな こんせき
うめられないすきまの そとがわで
それはいとおしく あさくこきゅうする かんしょう
よるになじむひみつは やわいねつのたわむれ
しろいいきのかけひき

おそれた こどうは こどくをともない
のがれた おもいの ノイズをこせない
とぎれた ことばは もろくておさない
おんなじほしを さがせてたな【ら】

ゆきは おわりをつれた はかなく かなしい はじまり
かたちを えらべるのなら みつけられないばしょで
ゆきが ふりやむまでに つめたい こゆびを ほどいて
そうだよ やさしいこえに さよならまではいわせない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

さよならまでは言わせない(仮) ※更新=08/31

ttmywrkさんの曲(http://piapro.jp/t/NqSm)の投稿作

お言葉に甘えて字余りが二箇所有りますがちゃんと収まると思います。
変更希望などあればお気軽にどうぞ!

閲覧数:292

投稿日:2015/08/31 23:50:14

文字数:1,031文字

カテゴリ:歌詞

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