外れかけたイヤフォンから 流れたメロディーライン 似通うネオデイドリーム
胸にざらついて 離れないこのAメロを
繰り返し聴けば 確信に変わる
雨上がりの街 心模様 電車が五月蠅く駆けて
好きってまだ言えない
気の利いた言葉探す間に でも君が口を開く
「君って……
いや、やっぱなんでもないや」
ねえ あの続きを聞かせて
僕はどんなふうに君を好きでいればいい
僕はどんなふうに笑えばいいの
誰かの話し声 二人の無言乱して
抱きしめた「好き」は零れてしまう 僕の胸 穿って
あの曲の続きを聴いたら 少しもの悲しい結末が待ってた
0の次は1で 雨の後は晴れで でも
今日の次にある明日が見えない
堰を切ったよに束の間に ホームに人が溢れて
好きってもう言えない
口遊む歌は呑まれゆく 都会の大海原に
でも さあ行こう 今 駆込み乗車で
ほら 臆病風も味方に
だけど 張った帆の隙間 風は逃げてく
僕らどんなふうに進めばいいの
流れゆく車窓に 映り込む冴えない顔 二人の距離は変わらないままに
明日が近づいてる
確かなことなど何一つない
知らないことは増えるばかりで
他人の心も
天気のように変わり続けるものと知りながら
予想外に期待して 君を待つ
未来を待ってる
ねえ あの続きを聞かせて
僕はどんなふうに君に好きって言えばいい
僕はどんなふうに笑えばいいの
心が叫んでる 二人の無言乱して
ねえ 「今日」っていつも難しいね
もしもタイムマシンにこそっと乗れたら……
もしも未来日記があったら……
溢れてゆく「if」を 掻き消すほどの「want」は
真っ直ぐすぎる君の瞳に消える
僕の胸 奪って
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