人知れずだだ 抜け落ちた羽根
存在の意味を失ったまま
風に揺られるままに
どこへ辿り着くのでしょう

朧月の光が注ぐ夜に
目覚めかけていたものを失った

横顔を伝った涙に
触れたいと願ったのは
感触も温度も数値だと
知るためじゃない

取り残された世界に息吹く
花は誰がために咲き、枯れてゆく
その種は風に乗り
どこに根を張るでしょう

ぽつり、ぽつり、と降り出した雨粒
機械仕掛けのココロ錆び付いてゆく

願えるのならばもう一度
戻りたい場所があって
だけどそこに私の居場所は
もうない、だけど…

意思を持たない世界の涙
その雫にさえも意味があって
からっぽの手のひらは
途方に暮れるだけ

祈る者には救いが
もたらされるというのなら――

とめどなく巡る思考は
存在の意義を求め漂う
朝を迎えてもまだ
結論は彼方に
それでも祈り 問いかける声 
神様は『ヒト』に許されたもの
『マガイモノ』の意識に 神様はいないと
教える者さえいない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

思考人形と世界と神と

7thさんの曲(http://piapro.jp/t/HRyj)に採用していただきました!

自我を芽生えさせてしまったばかりに、捨てられてしまったアンドロイド
個人的には、サビは俯瞰で他はアンドロイド視点のイメージですー

閲覧数:236

投稿日:2014/03/15 22:48:27

文字数:420文字

カテゴリ:歌詞

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