さあ始めよう人形劇
踊り唄うのはキミ
もがけばもがくほど
首に糸が絡む


くるくる歯車 指先弾いてみる
ほら 動かなくなった
少しのズレさえ 赦さないこの世界
くらくら眩暈がするね

どこにも逃げ場なんて無いなら
何も考えなければいい
汚れてぼろぼろの靴なんて
捨てればいい

 
そうして その手を
この糸で 手繰り寄せ

さあ始めよう人形劇
演じ騙るのはキミ
叫べば叫ぶほど
孤独に囚われる

遠くでシャンデリア
落ちる音が合図
カラクリ仕掛けの舞台
幕が上がる


狂々歯車 軋んだ音を立てて
ほら また動き出した
少しのズレから 生まれる色彩に
ふらふら吸い込まれていく

どこにも逃げ場なんてないなら
何もかも失えばいい
優しいだけの約束なんて
忘れればいい

そうして その身を
この糸で 操って 

さあ始めてよ人形劇
おどけ嗤うのはキミ
嘆けば嘆くほど
拍手が鳴り響く

近くでキャンドル
倒し猫が啼いた
燃えてく豪華な舞台
悲劇の華


どこにも逃げ場なんてないから
どこにも行かずこのまま
ツギハギだらけの心なんて
砕ければいい

そうして その目は
この目は 閉ざされて

ああ始めてよ人形劇
置いてけぼりなのはボク
結べば結ぶほど
縺れて動けない

さあ始めよう人形劇
踊り唄うのはキミ
もがいてあがくほど
残酷で哀しい

真横でアンティーク
ブリキが気取った
煤だらけの舞台ここに
誰も居ない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

狂々人形劇

人を惑わす人形師のイメージ。

閲覧数:125

投稿日:2011/12/09 00:45:20

文字数:610文字

カテゴリ:歌詞

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