何もかもが全て失われても君なら傍にいてくれる
そんなことなど
現実にあるとは思えるワケがないから
まだ君のことは信じてないの

「強がりなら誰にでも出来る」と
嘘ばっかりついて　常識かざす
強がっているのは君の方でしょ

当てもなく彷徨っては　優しさを求めていた
弱さを曝け出せたら　離れることはないよね
流れ落ちた雫の跡なら　もう渇いたよ

二度と出会うことはないでしょう
「さよなら」呟いた一人で


物事は白黒　はっきり付けたがるけど
まだ聞こえている　声はいつでも
曖昧で良いんだと囁いて笑うの　ほら
勘違いだけはしないでほしい

寂しいだとかもどかしい気持ちは
ゴミ箱にポイして忘れたはずで
どうしてこんなにも愛しくなるの？

あの時の言の葉には　嘘偽りはないのに
弱さを知られることが　怖くなってただけみたい
結局最後に笑うのは君の方だね

白も黒もかき混ぜてみたら
私はただの灰色ガール


薄れゆく意識に　覚えているのは
静かに行く　君の瞳

夢見る少女　いつの日か
戻れる時が来るのかな

これで良いよ　今は　顔を上げて


もう聞こえないあの声　どうせ君は戻らない
簡単でも難解な恋心は悪戯だね
また出会えることがあるなら　白黒つけよう

強くなるよ　忘れないよ
見えない誰かが私を笑う