ぽつぽつと雨が降る
涙雨 傘で拭うの
公園の片隅 ないている猫とわたし

「きみの名前は何て言うの?」
「野良猫だからそんなのないさ」

頬をそっとよせてくる
「元気だしてね」と傘の上の子供たち
その優しさに泣き虫わたし
心をしめつける堅結び
ほどけていくように溶け羽根は軽くなっていく
「水たまりに映る泣き顔 
 ほほえみに変えたなら冒険の時間
 さあ行こう」


錆びついたスベリ台
摩訶不思議世界の扉
手の平で導いて「こちらへどうぞ」
小さな紳士

煌めく夜空 落ちた星の鍵
とまどいながら鍵を回すの

広がるいばら道
傷つきながら前に向かって進んでいく
「この道の先に何があるの?」
「それは着いてからのお楽しみ
 今は言えないよ ほらもう少し頑張って
 傷に立ち止まりそうになっても
 君は1人じゃない 諦めないで歩こう」


虹の橋を渡り着いた先は雨の海で
ウサギがお餅をついている

「…起きて」
「ここは猫さんと出会った公園…
 いつの間にわたし寝てたの?」
雨上がりのベンチ 1人だけ
「今の全部夢だったのかな?」
不思議な冒険 本当にやってたみたい
ちくりと走る痛みがした
洋服にささっているいばらのとげが1つ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

猫とわたしの不思議な冒険【応募用】

こまいぬさんの曲が綺麗で可愛かったので作詞してみました。

http://piapro.jp/t/lwzU

曲を聞いてまず雨と猫を連想したんですが、2番の方は楽しい雰囲気があったので異世界に飛ばしてみました(笑)

ちょっぴり電波な感じのキラキラ感を出してみようかと思ったんですが、出来なくてストーリー性が強くなってしまいました。

閲覧数:226

投稿日:2012/03/19 11:17:22

文字数:515文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました