少女虚構幻想論

中二の仮面をかぶりつつ、アレとかソレを歌った歌。

-----------------------------------------
漂う幻想の切れ端をつかんで
妄想の檻の中逃げ込んだ

どこにも行き場のない湿った感情を
ささくれた正論でねじ伏せた

カミサマの生まれ変わりと　嘯く人は言う
この世は呪いに満ち溢れていると
夢を落とした偽善者に問う
指し示す先に光はあるのかと

虚飾にあふれた世界に虚構で彩りを
歌う声　剣にして振りかざした
ユメを否定し　ユメに溺れている
そんな人と踊る気はないわ



煤けた仮面に　自由を求めて
歪な笑顔をただ描いた

いつしかホコリまみれの檻の外側から
見えない人影が笑っていた

カミサマの生まれ変わりと　嘲る人は言う
私の言葉こそ正義であると
欺瞞にあふれた勝利者に問う
進む道 踏みにじっては嗤うのかと

虚栄にまみれた聖者に言葉の鉄槌を
歌う詩　刃にして振りかざした
勇者を気取って　力に溺れている
そんな我儘　付き合う気はないわ



『さぁ現実を歌いましょう？』
頂から降る高説につばを吐き
哀にあふれ泥をすすり少女は言う
だからこそ歌う虚構の歌を



虚飾にあふれた世界に虚構で彩りを
虚栄にまみれた聖者に言葉の鉄槌を
歌う詩　刃にして振りかざした
ユメを否定し　ユメに溺れている
そんな人と踊る気はないわ