SERIAL CODE -シリアル・コード-

032
解放の呪文(スペル)　解けぬスペル
贄(にえ)　繋いで　廻す魔法の杖
それは「言葉」
甘く囁いて予見予測の海に沈める

048
ミュートの再生を唇(くちびる)に
刻んであの娘(こ)は消える
咥えた指の先　口にした
内緒の羅列に惑わされて

103
開いた小箱には　紙切れ
裏と表をつなげて折って
××(キス)で結んだのは　誰の為　
読み捨てられた 瑣末(さまつ)だって

118
どうか刻んで
その手には解呪不能の枷(かせ)
握られてる

　　(　間　奏　)

149
ただの「言葉」　易(やす)い言葉
意味も無しに抉(えぐ)る愉悦(ゆえつ)には
なし崩しに嬲(なぶ)る胸のうち
見えやしない　ためらい失くして

205
全てを欲(ほっ)してもあげないよ
純情・可憐なメタファー
答を頂戴な　唇で
応えのいらない一言だけ

220
それが解放だと「祝福」
涙浮かべて BANZAI-SANSYO (万歳三唱)
正しく誤解した愚者だけが
集う楽園　至るヘッジ(危機回避)

235
どうか刻んで
その手には解呪不能のスペル
纏(まと)わせてる

　　　* * *

032
かいほーのスペル　とけぬスペル
にえつないで　まわすまほうのつえ
それわことば　あまくささやいて　
よけんよそくの　うみにしずめる

048
ミュートのさいせいをくちびるに
きざんであのこわきえる
くわえたゆびのさき　くちにした
ないしょのられつにまどわされて

103
ひらいたこばこにわ　かみきれ
うらとおもてをつなげておって
キスでむすんだのわ　だれのため　
よみすてられた さまつだって

118
どぉかきざんで
そのてにわ　かいじゅ　ふのーのかせ
にぎられてる

　　(　間　奏　)

149
ただのことば　やすいことば
いみもなしに　えぐるゆえつにわ
なしくずしに　なぶるむねのうち
みえやしない　ためらいなくして

205
すべてをほっしてもあげないよ
じゅんじょぉ　かれんなメタファー
こたえをちょうだいな　くちびるで
こたえのいらないひとことだけ

220
それがかいほーだと　しゅくふく
なみだうかべて バンザイサンショー
ただしくゴカイした　ぐしゃだけが
つどうらくえん　いたるヘッジ

235
どぉかきざんで
そのてにわ　かいじゅ　ふのーのスペル
まとわせてる