[A]
いつものように通る道で
他愛も無い会話に華を咲かせ
あいつは毎日僕の踵を踏んでくる
あぁ なぜだ なぜだ

仏頂面で注意して
「悪気は無いんだよ」とか言いながら
数分後には僕の踵を踏みやがる
あぁ なぜだ なぜだ

[サビ]
帰り道でふざけ合ったんだ
夕暮れの時間 長い影踏み 足も踏み
小言とかを吐き出してから
また明日な、って言ったのさ


[A]
数年ぶりの痩せた身体で
「そんなに変わってないな」とか言って
相も変わらずに僕の踵を踏んできた
あぁ なぜだ なぜだ

[サビ]
分かれ道で笑い合ったんだ
日が落ちた後 轍を踏み 足も踏み
いつも通りの愚痴を並べて
また今度、って言ったのさ

また今度、って言ったのさ


[B]
子供の頃好きだったあの子とかさ
どっかの誰かの思い出だってさ
いつも通ったあの道だってさ
いくつかはさ
いくつかはさ
無くなるのさ


[A]
いつものような顔を見て
何か言葉を投げかけようとも
あいつは、もう。僕の踵を踏むことは、無い。
あぁ なぜだ なぜだ

[サビ]
行き止まりで思い出したんだ
電灯の下 鑪を踏み 足は無事で
いつも通りの愚痴なんかさ
言えやしないんだなぁ

帰り道を懐かしんでさ
線香の後 踵を撫で 四股を踏み
小言とかを噛み締めて
じゃあな、って言ったんだ


[A]
あいつのいないあの道で
足を踏まれることは無いけれど
その、踵の痛みを確かめて行くんだ。
あぁ そうだ そうだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

あいつはいつも踵を踏んでくる

そんな日常だったと思う。

閲覧数:62

投稿日:2013/07/17 20:04:36

文字数:626文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました