くれよんライン

105
画用紙の中　描(えが)き出してた
ひとつふたつと　未来、尋ね歩き
色とりどりに　描(か)きなぐってた
宛先不明の夢達

034
はみ出した　くれよんの線
床に跡を残し　今も消えず

046
夢見る頃は過ぎ去ったけど
夢を見ることはやめられない
描(えが)きそびれた線の跡たどりながら
今の続き何処にある
いつか何処かにたどりつこうと
もしも叶う時がきたならと
つなぎ合わせた画用紙の白い道に
白い絵の具で線を描(えが)く


136
滲(にじ)んでいたり　歪(ゆが)んでみたり
みっつよっつ重ねて増えてく染み
「花びらみたい」　そう思えれば
たどってゆける白い線

204
指に残る淡(あわ)い色に
ほんのり笑(え)み浮かべ
風に揺れる

216
まだ続いてる　くれよんライン
無邪気な夢は　くたびれたけど
たどる指の先　移(うつ)る夢の欠片
ためらいもなく描(えが)いてた線

　(　間　奏　)

246
まだまだ続いてる
叶(かな)える術(すべ)ならば
判るよ　今ならば
不器用でありふれてるもの、抱いて

301
夢見る頃は過ぎ去ったけど
夢を手放したり出来ないよ
描き出そうとしているもの「わからない」
ひざをつき　無我夢中で
握り締めていたくれよんには
どれだけの未来を詰め込んだ
フリーハンドでのばした　くれよんの線
カタチなんていらないんだよ

　　　　* * *

105
がようしのなか　えがきだしてた
ひとつふたつと　みらいたずねあるき
いろとりどりに　かきなぐってた
あてさきふめいのゆめたち

034
はみだした　くれよんのせん
ゆかにあとをのこし　いまもきえず

046
ゆめみるころはすぎさったけど
ゆめをみることはやめられない
えがきそびれたせんのあとたどりながら
いまのつづき　どこにある
いつかどこかにたどりつこうと
もしもかなうときがきたならと
つなぎあわせたがようしのしろいみちに
しろいえのぐでせんをえがく


136
にじんでいたり　ゆがんでみたり
みっつよっつ　かさねてふえてく　しみ
はなびらみたい　そうおもえれば
たどってゆける　しろいせん

204
ゆびにのこる　あわいいろに
ほんのり　えみうかべ
かぜにゆれる

216
まだつづいてる　くれよんライン
むじゃきなゆめは　くたびれたけど
たどるゆびのさき　うつるゆめのかけら
ためらいもなく　えがいてた　せん

　(　間　奏　)

246
まだまだつづいてる
かなえるすべならば
わかるよ　いまならば
ぶきようでありふれてるもの　だいて

301
ゆめみるころはすぎさったけど
ゆめをてばなしたりできないよ
えがきだそうとしているもの　わからない
ひざをつき　むがむちゅうで
にぎりしめていた　くれよんには
どれだけのみらいをつめこんだ
フリーハンドでのばした　くれよんのせん
カタチなんていらないんだよ