黒き鉄の世界に広がる“草木の物語”。
―――この世界に“モリ”というものがあったという。

そこに小さな、ヒトと似たヒトでないものらが、
空を覆う“大木”と共に暮らしていた。

鳥… 獣… 草花…
彼らと言葉を交わせた一族に伝わる言葉

 すべてに命あって それら、いただいて生きる。
 これを忘れた時に 滅びが歩み寄る。


黒き鉄の世界に広がる“草木の物語”。
―――この世界に見られぬ“祭祀”があったという。

奏でる者… 紡ぐ者…
ゆるりと地を舞う者…
聳える“大木”のすぐそば
一族の長 語り出す

 すべての命あるものに感謝を捧げよ。
 彼らに 我ら生きること 許されている。

 すべてに命あって それらいただいて、生きる。
 心に刻みつけよ、有限の果実を…




【ひらがな】
 くろきてつのせかいに
 ひろがるみどりのはなし
 このせかいにもりという
 ものがあったという

 そこにちいさなヒトとにた
 ヒトでないものらが
 そらをおおうなにかと
 ともにくらしていた

 そらとぶもの ち、かけるもの
 だいちにねをはるもの
 かれらとことばをかわせた
 いちぞくにつたわることば

 すべてにいのちあって
 それらいただいていきる
 これをわすれたときに
 ほろびがあゆみよる


 くろきてつのせかいに
 ひろがるみどりのはなし
 このせかいにみられぬ
 なにかがあったという

 かなでるもの つむぐもの
 ゆるりとちをまうもの
 そびえるなにかのすぐそば
 いちぞくのおさ かたりだす

 すべてのいのちあるものに
 かんしゃをささげよ
 かれらに われら いきること
 ゆるされている


 すべてにいのちーあって
 それら いただいていきる
 こころにきざみつけよ
 ゆうげんのめぐみを

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

古の書 -深緑の伝承-

ことあさんにとある曲を聞かせてもらって、
勢いで書きました。

最初のイメージからだいぶかけ離れてしまったけれど、
勢いって大事だから…
という言い訳をしていたりしてなかったり。

今からずっとずっとあとの世界の本。
今からずっとずっとあとの世界のお話。

閲覧数:197

投稿日:2013/02/16 22:48:17

文字数:762文字

カテゴリ:歌詞

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    ご意見・ご感想

    初心者的な感想で申し訳ないですが、民族調な音楽と幻想的な歌詞がとても魅力的な作品でした。
    未来の空想世界を表現するというのはとても難しいと思うのですが、これはとても美しい作品だなぁと感じました。

    2013/02/19 21:59:52

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