A
折れた花は 貴方を思い
綺麗な水面(みなも)に 浮かべられて眠る
高く燃ゆる 空の調べは
汚れたこの手を 焦がして清めてゆく

B
恋した罪は 未だ癒えずに 残る
地面に 落ちた 花弁のように
土に還れよ もう目は覚めた
すべきことなど 数多(あまた)ある

S
白百合姫よ 純潔を守れ
祖国の運命(さだめ)は 己の手の中に
白百合乙女よ 荘厳(しょうごん)を保て
気高き魂を 永遠(とわ)に抱(いだ)いて

A
赤く染まる 落ちた剣は
私の犯した罪を刻んでいる
もしも いつか 赦されるなら
私を殺めて 貴方と同じように

B
過ぎ行く時が 蝕む記憶
脆く 砂城(さじょう)のように崩れ落ちてく
零した涙 砂に染み込む
乾くその日は すぐ其処に

S
白百合姫よ 痛みを忘れて
全て背負うこと それが私への罰
白百合乙女よ 泣く暇などない
私を呼ぶ声が 遠くから 聞こえている

C
貴方のいた 城の奥に佇み
終わり告げた かの剣を葬る
捨てたものは胸の内に 変わらぬまま光放つ
願わくば果てるまで側に……

B
愛を貫く 花となるには
背負ったものが 重すぎた

S
白百合姫よ 純潔を守れ
祖国の運命は 己の手の中に
白百合乙女よ 荘厳を保て
気高き魂を 永遠に抱いて

A
咲いた花は 貴方を思う
生まれた誇りを 忘れることがなければ
いつか逢うと 信じてるから
この目は濁らず 祖国の果てを見つめ続ける

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

愛を捨てた白百合に告ぐ

瀬良さんの歌詞募集(http://piapro.jp/t/g8-u)に応募させていただいている歌詞です。

閲覧数:195

投稿日:2014/02/11 23:47:44

文字数:608文字

カテゴリ:歌詞

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