あの道に灯るのは鈴蘭灯
街は皆どこかしらうつむいて

西洋のステップを 踏みながら
宛ても無く彷徨えば 帰れるかな

牡丹の白粉 響くヴァイオリン
帯を捨てたセーラー服が靡く
外したカチューシャ 揺れるゴンドラ
廃れた菜の花 流行の葡萄

今は亡き十二階 面影を探しては
失った事に気付く

艶やかな黒い髪 切り落とし
黄昏は宵闇に化けて逝く


よみがなver


あのみちにともるのはすずらんとう
まちはみなどこかしらうつむいて

せいようのすてっぷをふみながら
あてもなくさまよえば かえれるかな

ぼたんのおしろい ひびくヴぁいおりん
おびをすてたせーらーふくがなびく
はずしたかちゅーしゃ ゆれるごんどら
すたれたなのはな はやりのぶどう

いまはなきじゅうにかい おもかげをさがしては
うしなったことにきづく

あでやかなくろいかみ きりおとし
たそがれはよいやみにばけていく



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

nostalgia

http://piapro.jp/t/sCR1
こちらの作品に応募させていただきました。

多分昭和10年代後半の女性の歌です。
大正末期の青春時代を思い出しているような。
まだ良かった時代であり、若かった時代であり。

閲覧数:107

投稿日:2011/09/12 00:09:16

文字数:398文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました