錆び付いた螺穴を照らして
太陽は僕を嘲笑った

確かめた痛みから吹き出る
汗の色が酷く疲れていた

染みる焔の雨
澄まし顔の彼女が凍った

揺れろ、夜は月を喰らい続ける
覚めもしない夢を見て大満足

しなやかな指先、くわえた熱へ
染まったブルー

書き溜めた言葉から嘲る
愛の意味が酷く掠れていた

満ちる終末から
忘れかけた彼女が還った

揺れろ、朝は息を喰らい続ける
褪めもしない空を見て大満足

軽やかな口先、ふざけた喉へ
染まったブルー

明ける藍色から
欠伸漏らす彼女が

笑った。

揺れろ、僕は日々を抉り続ける
冷めもしない癖を見て大感涙

鮮やかな行き先、生まれた音へ
染まったブルー

知り得た感情論
口付けた最期のブルー