「こんな世の中」と
嘆くより先に
視界の端で揺れている
脆弱な花に気付いて

「どうせムリだよ」と
避けるより先に
行けるトコまで進もうと
好奇心に火を灯して

向かい風に立ち向かい
踏み出すのは確かに
怖いことさ
辛いことさ
苦しいことさ

だから

そのために僕がここにいる
君のすぐ傍らに
怖い時　辛い時に　ほら
振り向いた顔を見つめられるように

いつだって僕はここにいる
君のすぐ傍らで
怖い時　辛い時にこそ
支えられるように


「明日は来ない」と
立ち尽くす前に
明日は靴を踏み鳴らし
つかむべきものと気付いて

「戻りたい」などと
懐かしむ過去に
負けることなどない今日を
照らし出す光　灯して

まだ見ぬ地の只中に
漕ぎ出すのは確かに
怖いはずさ
辛いはずさ
苦しいはずさ

だけど

乗り越えて君はそこにいる
僕のすぐ目の前に
怖い時　辛い時にでも
振り向いた顔は頼もしく見えた

そしてまた君は歩き出す
僕のすぐ目の前を
怖い時　辛い時が過ぎ
輝いた空がすぐそこに見えた


いつだって僕はここにいる
君のすぐ傍らで
怖い時　辛い時にこそ
支えられるように

いつだって僕はここにいる
君のすぐ傍らで
感動を　真の喜びを
分かちあ合えるように


明日を
笑い合えるように