千切れそうなこの躰を支える術が
目の前にあると分かっているけど
崩れるのを恐れているから
決して踏み出せない 弱いこの身を捨てられずに
灰色の虹が 私の中に溶け込む
きれいな心を探すたびに雨が降る
激情はすぐにでもこの虹を切り裂けるけど
私は恐れた
言葉は そんな私の必死な思いさえ救えない
あなたなんて 足りない色を与えてくれない
そんな言葉じゃ 何も変わらない
不快な誰かの落とした影を殺して
散らばる色を拾ってみるけど
これ以上汚くなるから
二度と取り戻せない 弱いこの心は弱ったまま
灰色の虹が あなたの目に浮かんで
鮮やかに映ることのない
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