拝啓、あの空の先の未来へ　

初めて空を見た　行く先を探し出した未来は
どこを目指すだろう　不明瞭な終着地で
飛び立つ勇気など　怖気た心には創り出せず
地を這ったまま　日は過ぎてってしまった

「明日こそは」と夢で見ていた　ただそれは夢でしかなかった
そんな不甲斐なさと憧れの狭間で　でも諦められないで

光が射すように　青を穿つように
仰いだ空は　無愛想に輝き
でもその中　翔けていくんだ
これが生きる意味だから　ここまで来れたんだって
苦悩や痛みを糧に見つけたこの灯りを絶やさないように
いつかあの空の先の未来で　笑っていれるように

深く呼吸をした　行く先へ挑みだした命は
何を誓うだろう　晴れかけた靄の中で

前にしか流れない時間で　前にだけ続く道を進む
辺りの残骸の過去を噛みしめては　また一歩足を出すよ

花が育つように　腕を伸ばすように
全ては空へ向かって　線を描く
可能性　離さずに繋ごう
岐路を迷って違えて　理想を求めながら
今まで吞み込んだ　数多の涙の借りを余さず返せるように
この話の果てのエピローグが　幸せで満ちるように

止むとは思えない強い雨だって
終わりは見て見ぬ振りなどしないから
そこまで傘を差してでも
向かうことは無駄じゃないと信じてる

光が射すように　青を穿つように
仰いだ空は　無愛想に輝き
でもその中　翔ていくんだ
これが生きる意味だから　ここまで来れたんだって
苦悩や痛みを糧に見つけたこの灯りを絶やさないように
いつかあの空の先の未来で　笑っていれるように
叶えられるように