A
君が疲れていると
少し嬉しい私
君が恋をよそ見すれば
たまに私に気づく

A'
急に降りだす雨が
二人取り残したら
街の隅で恋人顔
屋根が世界を区切る

B
バケツ雨が 路面叩く
「聞こえない」と近づく
鼓動走る きっと君は
好きな人が居るけど

S
あと少し やまないで
私だけ見ていて
一昨日に切った髪
今更ね 気づいた
野良猫も虫達も
今だけはごめんね
本当は持ってるの
鞄にはチビな傘


A
雨が弱まりだして
雲が陽射しを避ける
君はふいに空を見上げ
「虹は出るかな」なんて

B
時間切れと 空が言うの
傘を仕舞う人達
会話途切れ 腰を上げた
君が何か言いそう

S
あと少し 言わないで
私だけ見ていて
初めての髪飾り
分かるまで居させて
秘密にもなれないの
忘れちゃう夢なの
屋根の線 踏み越えた
君はもう遠すぎて


B
帰る二人 いつもの距離
水溜まりが光った
通り雨をまた待つから
お願いまた神様……

S
あと少し 近づいて
けど何も言えない
思いつく何もかも
違和感が多くて

嘘みたい! 降りだした
天気雨 奇跡ね
忘れてたフリで言う
「ひとつならあるけれど……」



(読み)

きみがつかれていると
すこしうれしいわたし
きみがこいをよそみすれば
たまにわたしにきづく

きゅうにふりだすあめが
ふたりとりのこしたら
まちのすみでこいびとがお
やねがせかいをくぎる

バケツあめが ろめんたたく
きこえないとちかづく
こどうはしる きっときみは
すきなひとがいるけど

あとすこしやまないで
わたしだけみていて
おとといにきったかみ
いまさらねきづいた
のらねこもむしたちも
いまだけはごめんね
ほんとうはもってるの
かばんにはチビなかさ



あめがよわまりだして
くもがひざしをよける
きみはふいにそらをみあげ
にじはでるかななんて

じかんぎれと そらがいうの
かさをしまうひとたち
かいわとぎれ こしをあげた
きみがなにかいいそう

あとすこしいわないで
わたしだけみていて
はじめてのかみかざり
わかるまでいさせて
ひみつにもなれないの
わすれちゃうゆめなの
やねのせんふみこえた
きみはもうとおすぎて



かえるふたり いつものきょり
みずたまりがひかった
とおりあめを またまつから
おねがいまたかみさま

あとすこしちかづいて
けどなにもいえない
おもいつくなにもかも
いわかんがおおくて
うそみたい ふりだした
てんきあめ きせきね
わすれてたフリでいう
ひとつならあるけれど

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【曲募集】あと少し雨宿り

応募漏れ作品ですが曲募集です。
メルト番外編として作りました。

閲覧数:187

投稿日:2012/01/17 18:05:10

文字数:1,067文字

カテゴリ:歌詞

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  • かむばら

    かむばら

    その他

    かむばらです。ご応募いただきありがとうございました。
    申し訳ございませんが、今回は他の方の作品を採用させていただきました。
    また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。

    2012/01/13 23:48:49

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