１Ａ
机の上から落ちた
消しゴムといくつもの夢
崩れ落ちる鈍色の
切れ端を紡いでいてみても

１Ｂ
さみしくて　泣いているのでしょう
はしゃいでも騒いでも　癒せなくて

１Ｓ
この手に　攫めそうな僕たちの
夢の　こわれそうな欠片を
愛してやまないくせに
ずっと　硝子越し見つめてる


２Ａ
幼い心の奥の
蒼褪めた水色の影
零れだした追憶を
手のひらで塞いでみてるけど

２Ｂ
この指を　伸ばしてみるけれど
望んでも求めても　届かなくて

２Ｓ
何処かに　置き忘れた僕たちの
声と　消えかけてた言葉を
愛してやまないくせに
ずっと　滅茶苦茶に歩いてる


Ｃ
埋（うず）もれてゆく言葉を
とどめたいわけじゃないけど
君を　君を　ただ、ただ…


３Ｓ
ほほ笑む　ことすらできないような
日々も　挫けそうなときでも
愛してやまないものを
ずっと　ひたすらに捜してく

４Ｓ
この手に　攫めそうな僕たちの
夢の　こわれそうな欠片を
愛してやまないゆえに
ずっと　忘れずに信じてる
ずっと　忘れずに信じてる…




〈ひらがな〉


１Ａ
つくえのうえからおちた
けしごむと　いくつものゆめ
くずれおちるにびいろの
きれはしをつむいでいてみても

１Ｂ
さみしくて　ないているのでしょう
はしゃいでもさわいでも　いやせなくて

１Ｓ
このてに　つかめそうなぼくたちの
ゆめの　こわれそうなかけらを
あいしてやまないくせに
ずっと　がらすごしみつめてる


２Ａ
おさないこころのおくの
あおざめた　みずいろのかげ
こぼれだしたついおくを
てのひらでふさいでみてるけど

２Ｂ
このゆびを　のばしてみるけれど
のぞんでももとめても　とどかなくて

２Ｓ
どこかに　おきわすれたぼくたちの
こえと　きえかけてたことばを
あいしてやまないくせに
ずっと　めちゃくちゃにあるいてる


Ｃ
うずもれてゆくことばを
とどめたいわけじゃないけど
きみを　きみを　ただ　ただ


３Ｓ
ほほえむ　ことすらできないような
ひびも　くじけそうなときでも
あいしてやまないものを
ずっと　ひたすらにさがしてく

４Ｓ
このてに　つかめそうなぼくたちの
ゆめの　こわれそうなかけらを
あいしてやまないゆえに
ずっと　わすれずにしんじてる
ずっと　わすれずにしんじてる