傷口から生まれる天使


どす黒く 赤い血が 流れ出すたびに
傷口の 天使たち 生まれ飛んでゆくのを

海の深く沈んだ街で 僕は見ていた それでも
僕の見えないどこかへ向けて 飛んでゆく傷の天使


傷ついた 僕たちを 癒すはずなく
傷口を 広げては あざ笑い飛びゆく

どこかにいてあざ笑う 彼が微睡み 使わせ
傷口から生まれ飛び行く 醜い傷の天使よ


間奏


どこかにいて笑う あなたが許すなら
天使の見えない 眼球を僕にください

どこかにいて眠る あなたが吹く笛が
暗い海に響き 天使は笑った

海の深く沈んだ街で 僕が見ていた 天使たち


僕はいつの日まで 眠り続けるのか
いつの日にかまた 月を見るのだろうか

地上にいて笑う 傷口の天使が
もういない僕の 傷口蝕む

海で眠る僕を  天使は笑った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

傷口から生まれる天使

あーるさんのhttp://piapro.jp/t/cxj5に歌詞をつけさせていただきました。あーるさんありがとうございました。

メタル系の曲がどうも好きです。

傷口から生まれる天使と言うフレーズから先に思いつきました。

なので初めは意識していなかったのですが、徐々にクトゥルフ神話的要素が。

流行っていたので有名ですが、知らない人向けに簡単に言うと、クトゥルフという(あるいはクトゥルーとか呼び名がたくさんあります)、海の底に封印されてるタコの化物みたいな怪物(神?)がいて、異常に人間を憎んでると。そいつ目線で、一応書きました。

とはいえ、その予備知識がなかったところで成立する歌詞なので、あくまで余談です。

閲覧数:696

投稿日:2013/07/11 14:45:09

文字数:358文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

  • 関連動画1

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました