A1
ようこそ　哀れなお姫様　
君の
陳腐な恋バナを教えて
黒いソファー座って

B1
そうやってさあ
「恋愛」ってラベル
無理矢理貼りつけてさあ
女優気取りは
タノシイデスカ？

S1
その愛をもっとよく見せて
僕が今潰してあげるから
隠そうとして臆病になった？
今更だよね
グッバイ，ラヴァーズ！


A2
お値段幾らにしましょうか？
なんて
シラケた話題だね
火照りが冷めた二人みたいだ

甘酸っぱく
未来にときめいていた日々
だけど何で
見積もるようになったのだろう
ねえ…？

S2
早く
その恋を見せつけてみて
初めての気持ち　何処へ消えた？
「こんなはずじゃない」？
ごめん聞き飽きた
覚悟はいいね？
グッバイ，ユアラヴ！


S3
砕け散る　破片はきっと
赤く染めた糸の成れの果て
去勢を詰めた　はりぼてメルヘン
そろそろおしまい

S4
そうさ
その愛をもっとよく見せて
僕は何度だって突きつける
その泣き虫は　そのご愛嬌は
ホンモノデスカ？

S5
今
その恋を見せつけてみて
始まりは些細なすれ違い
ピンクの色の値札くくって
次の恋愛(しな)へと




【譜割り・()は一音分】

A1
ようこそ
あわれな
おひめさま
きみの
ちんぷな
こいバナを
おしえて
くろいソファー
すわって

B1
そう(やっ)て(さあ)
れんあいってラベル
むりやり
はりつけて(さあ)
(じょ)ゆうきどりは
たのしいですか

S1
そのあいを
(もっ)とよくみせて
ぼくが
いまつぶして
あげるから
かくそうとして
おく(びょ)うになった
いまさらだよね
(グッ)(バイ)ラ(ヴァーズ)


A2
おねだん
いくらに
しましょうか
なんて
しらけた
わだいだね
ほてりが
さめたふたり
みたいだ

あまずっぱく
みらいにときめいて
いたひび
だけどなんで
みつもるように
なったのだろう
ねえ

S2
はやく
そのこいを
みせつけてみて
はじめてのきもち
どこへきえた
こ(んな)はず(じゃ)ない
ごめんききあきた
かくごはいいね
(グッ)(バイ)(ユア)(ラヴ)


S3
くだけちる
はへんはきっと
あかく
そめたいとの
なれのはて
(きょ)せいをつめた
はりぼてメルヘン
そろそろおしまい

S4
そうさ
そのあいを
(もっ)とよくみせて
ぼくは
なんどだって
つきつける
そのなきむしは
そのごあい(きょ)うは
ほんものですか

S5
いまそのこいを
みせつけてみて
はじまりはささいな
すれちがい
ピンクのいろの
ねふだくくって
つぎのしなへと