茜色の染み込む校舎裏の
目見下ろす4本の足跡を辿る
花壇 子猫が鳴いた先に君の視線

「嗚呼嫌な事ばかりだ」
零れた声で耳が痛くなって
もうやめちゃおうかな
湿った風が肌に絡みついて

未完成自虐少女は
ひたすらに明日に逆らった
傷を付けた両腕に哀しい気持ちすら無くて
未来さえ望めるのなら
もう二度と生まれたくないな
君の嘘も過ちさえ私が貰ってくからさ

茜色の染み込む校舎二階の
先の三番目教室の
花瓶 あの子が消えた日から咲いた白の花

嗚呼夢見てただけだ
遊んだ指が不意に絡み合って
大人になれない
真似してみたって余計虚しくて

未完成自虐少女は
ひたすらにママに嘘付いて
消えない消したい絡みついた内部は心より熱くて
未来さえ望まないから
このまま置き去りにしよう
吐き出す嘘の繰り返しも此処で終わらせるからさ

「忘れないで」

息するだけの出来損ないだった
気付かれないまま 孤独に散ってた
空を飛べたらさ 記憶に残れた?
わたしが望む先は?

大好きだって見上げた顔
今にも泣き出しそうで
笑う笑う心からの温度は感じられなくて
雨が降り続けるならこのまま寄り添っていよう
君の嘘も過ちごと私が温めるからさ

咲いた孤独孤独拭きれないよ
泣いて叫ぶの
泣いて縋るの明日に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

猫と花壇

2016.07.10
THE VOC@LOiD M@STER 35
にて頒布した女学生コラボミニアルバム「女学生」収録曲です。

クロスフェードhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm29211688

ニコ動にも投稿しました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29708463

閲覧数:263

投稿日:2016/10/11 15:44:00

文字数:543文字

カテゴリ:歌詞

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