A1
早々策も尽きまして
いかが、如何な損失
そろりと手元手探りで
来やれ　然し滓々

B1
果て扨てやらねば　逃道はないや
そもそもこの手じゃ　やる方ないや
漸うめぐりて　暁天か　否や
未だ未だ解らぬ　転がる　成る
花は咲くか

S1
悪辣故、不仕合わせも食らうわ
赤も青も
当て込んで　芒に月と　手招く
星は白に　嗚呼

A2
覚えず　にまりにやけ顔
菊も酔わせ杯
幕敷き　桜　くらくらと
食らえ　種も光も

B2
春夏秋冬巡りて　蝶も手も　舞いて　
松陰　はらりら物足りないや
しかして鳴きよる　小鳥らは　いずく
転ばせ目の玉　探れば　成る　
花は咲くか

S2
賢しら故、不埒も是と謳うわ
腹は見せぬ
阿呆らに　鶴も笑う謀り
雨にふけて　嗚呼

C
萩や　藤や
雁や　梅や　爛々に
合いや　否

S3
悪辣故、不仕合わせも食らうわ
赤も青も
当て込んで　芒に月と　手招く
星は白に　嗚呼

S4
我武者羅故、宵も酔いも醒ませぬ
憂さも晴れて
散り行けど枯らすなかれ　まだまだ
花は咲くや　天