夜桜

彼女たちは物語を作る。その【エンドロール】が褪せるまで、永遠に。
暗闇に響くカーテンコール。
やむことのない、観客達の喝采。
それらの音を、もっともっと響かせてほしいと願う。それこそ、永遠に。
しかし、それは永久に続くことはなく、開演ブザーが鳴り響く。
幕が上がると同時に、観客達の【目】は彼女たちに...

口を衝いたメロディアスな世界に　名前はなかった
絵空事を並べ　落とした
「ごめんね」の数　強くなった
ひとり夜の海に沈んでも　音は世界を変えるから
辞めたいなんて言葉　幾つ吐いたって好きだよ
あの時聴こえた　貴方の声に
幾億もの Stellar Night
君とならきっと　創れるはずさ
だって最高な...

いったいどうしたら、家に帰れるのかな…
時間は止まり、何度も同じ『夜』を繰り返してきた。
同じことを何回も繰り返した。
それこそ、気が狂いそうなほどに。
どうしたら、狂った『夜』が終わるのか。
私も、皆も考えた。
そして、この舞台を終わらせるために、沢山のことを試してみた。
だけど…必ず、時間が巻き...

今日は朝から試験で缶詰
激ムズ問題ムリゲー状態
気づくと残りの時間はないから
時計の針は無慈悲に回るよ
Woｗ wow wow～
一瞬のひらめきがオレを導いてく
瞬間タイムオーバー飛ばした問題
瞬間タイムオーバー埋めて見せるから
瞬間タイムオーバー正解はそこに
瞬間タイムオーバーチャイムはロスタイム...

陰謀論者の脅しに屈するな
自称神の戯れ言に耳を貸すな
ヤツらの甘い言葉に惑わされるな
自分の正しさを武器にして
あらゆる愚行に異議を唱えても
結局自分も同じ穴のムジナだから
考え過ぎて馬鹿になってはいけない
所詮僕らは人間だ
硝子の破片を丁寧に拾っていては
誰だって生きづらいだろう...

それは、月の綺麗な夜。
深い森の奥。
それは、暗闇に包まれている。
その森は、道が入り組んでいる。
道に迷いやすいのだ。
その森に入った者は、どういうことか帰ってくることはない。
その理由は、さだかではない。
その森の奥に、ある村の娘が迷い込んだ。
「どうすれば、いいんだろう」
その娘の手には、色あ...