この水が枯れたら
ふたつの月も消える

青ざめた真夜中
君と遠くへ逃げる

ふざけあう雫に
映す色、剥がす

騒ぐ音が日々を語る
触れた髪に吐息漏らす

飽いた遊び放り投げる
君は何処だと、息漏らす

遠くを見つめる

僕の肩に滴る雨
潜り込んだ何かのため

交わす言葉、霧と廻る
揺れた髪を切りたくなる

姑息を笑って

僕の膝に絡んだ夢
傷を付けた短い爪

明いた朝に染みを晒す
意味は此処だ、と話して

この海が消えたら
ふたつの影も枯れる

赤らんだ朝方
君と遠くを目指す

彼方へと、季節へと
明日へと、挾間へと

手に入れたら離さないで
雑踏の中、走り抜けて

青色には君の声が
沈んだまま喘いでいる

躍れば忘れる

透けた空に泣いてみせて
濡れた瞳、暴いた風

泡沫には終わりがあり
その終末、見るのは君

数えた笑顔は

波に撒いて夢と共に
最下層へ流していく

白い煙、見ていたのは
傍で眠る涙声

この渦が死んだら
ふたつの月も冷える

黒ずんだ白昼
君と遠くに臨む

消えていく海から
僕は何を求める

白けてく暗闇
君の近くに居たい

剥がれ落ちた鱗
溶けて消えてく前に

重なったふたつの
月へ君とサヨナラ

新しい世界へと

涙すら流せず
迷ってたサカナ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

眠らないサカナ

i24village様の楽曲(http://piapro.jp/t/6ydm)に詞を付け応募させて頂きました。

閲覧数:183

投稿日:2012/12/15 00:57:36

文字数:542文字

カテゴリ:歌詞

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