黄金の瞳に夢を灯す 掠める時
まばたきのような 束の間の夜
触れないかかわりを風に渡して
星の表裏が一致する シンクロニシティ
望遠鏡はささやく 黒猫は眠る
音のない 月暈の狭間に
彼ら何百回 何千回も
互いの影を見せ合ったのだろう
太陽さんを照明係に
この銀河をくるくると
踊りながら
さまよいながら
彼ら何万回 何億回も
互いの輪郭に触れたのだろう
重力という手をつないだまま
この宇宙をくるくると
廻りながら
ただよいながら
どこへ辿り着くこともなく
無垢な旅を続けてる
惑星さんと衛星さんは
ずいぶん仲が良いらしい
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