僕は目覚めた時から悪役の設定で
とりあえず何をしなくても
生まれつき悪者でした
そんな僕が仲良しを願えるわけもなく
毎日をたった独りで生きてきました
いつも
輪の中を壊したり 落とし穴を掘ったり
なんにも楽しいと思ったことはなくて
寂しいなんか言えるわけないだろう
寂しさを感じてはいけない
そういう物語(せかい)なんだから
僕は幸せを思い描くだけで悪者で
みんなと同じように窓の外を
走るだけで悪役でした
そんな僕は泣いてうずくまっても
勇者という悪役に虐められてました
いつも
砂場の山を踏んだり あの子のリボンを取ったり
前から羨ましくて崩しちゃって
欲しいなんか言えるわけないだろう
奪わなくちゃ誰も気づかない
そういう世界(ものがたり)なんだから
このままじゃ僕に居場所はない
でも誰が助けるわけもない
いや寧ろ僕を恐がるだろう
それなら 新の悪者(勇者)を 倒しに行かなきゃ
いつも
影を踏んで遊んだり 星の流れる空を見たり
そうして寂しさを紛らわせてきた
今更可笑しいと自分で嘲笑い
何を願うのも馬鹿馬鹿しくて
ただ寂しさを胸に閉じ込めたまま
悪者にも寂しさを
noise1号様のhttp://piapro.jp/t/Pi01曲に書かせていただきました。
イメージは、とある悪役が勇者をやっつけてみんなと友達になりたいという願望を抱えて、寂しさと闘う物語です。
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想