〈読み仮名付き〉


A1
ささやかなsignalの合間
（ささやかなしぐなるのあいま）
朝から夜迄の間
（あしたからよるまでのあいだ）
生まれたら死ぬだけじゃないか
（うまれたらしぬだけじゃないか）
答なら知る訳もないな
（こたえならしるわけもないな）

B1
噫、弥く季節から生まれたのは
（ああ　あまねくきせつからうまれたのわ）
嗟、騒めく生命と詞
（ああ　ざわめくいのちとことば）

S1
色付く花も　眩しい風も
（いろずくはなも　まぶしいかぜも）
棚引く雲も　箱庭の中
（たなびくくもも　はこにわのなか）
玻瓈の殻が　砕けるように
（がらすのからが　くだけるよおに）
いつかこの日々も　壊せるかな
（いつかこのひびも　こわせるかな）


A2
目醒めたら寝る迄の合間
（めざめたらねるまでのあいま）
穏やかな悲しみの凪さ
（おだやかなかなしみのなぎさ）
解けたら結べない愛は
（ほどけたらむすべないあいわ）
その先は謂うまでもないや
（そのさきわゆうまでもないや）

B2
噫、瞑じてく瞳から溢れたのは
（ああ　とじてくひとみからこぼれたのわ）
嗟、煌く雫の欠片
（ああ　きらめくしずくのかけら）

S2
篠突く雨も　気怠い夢も
（しのつくあめも　けだるいゆめも）
淋しい嘘も　箱庭の中
（さみしいうそも　はこにわのなか）
俯向く影が　消えないように
（うつむくかげが　きえないよおに）
いつかこの街に　染まれるかな
（いつかこのまちに　そまれるかな）


C
もう泣けるかな？
（もおなけるかな）
まだ笑えるかな？
（まだわらえるかな）


S'
優しい人も　嫌いな人も
（やさしいひとも　きらいなひとも）
愛しい人も　出逢えないまま
（いとしいひとも　であえないまま）

S3
色付く花も　眩しい風も
（いろずくはなも　まぶしいかぜも）
棚引く雲も　箱庭ならば
（たなびくくもも　はこにわならば）
綺麗な夢が　褪せてくように
（きれいなゆめが　あせてくよおに）
きっとこの日々も　変わり行くから
（きっとこのひびも　かわりゆくから）




〈読み仮名なし〉


A1
ささやかなsignalの合間
朝から夜迄の間
生まれたら死ぬだけじゃないか
答なら知る訳もないな

B1
噫、弥く季節から生まれたのは
嗟、騒めく生命と詞

S1
色付く花も　眩しい風も
棚引く雲も　箱庭の中
玻瓈の殻が　砕けるように
いつかこの日々も　壊せるかな


A2
目醒めたら寝る迄の合間
穏やかな悲しみの凪さ
解けたら結べない愛は
その先は謂うまでもないや

B2
噫、瞑じてく瞳から溢れたのは
嗟、煌く雫の欠片

S2
篠突く雨も　気怠い夢も
淋しい嘘も　箱庭の中
俯向く影が　消えないように
いつかこの街に　染まれるかな


C
もう泣けるかな？
まだ笑えるかな？


S'
優しい人も　嫌いな人も
愛しい人も　出逢えないまま

S3
色付く花も　眩しい風も
棚引く雲も　箱庭ならば
綺麗な夢が　褪せてくように
きっとこの日々も　変わり行くから