夏風といま優しい空　きっとこのままで
思い出に成るその時まで　忘れたりしない

白い水際に浸す素足で　熱を溶かしてしまって
寄せる波間の海を掬って　夏を閉じ込めた

孤独を焦がして灯すスターマイン　ひとひら
絶えず消えては咲いて　今は　昨日より輝く

夜に舞うこの幽玄花火　灰が降り積もる
紛れないこの想いばかり　闇を照らしてる

揺れる水面が攫う足跡　一つ二つ滲んでく
君の隣にどうか居させて　呟いたりした

面影浮かべて魅せたスターマイン　綺麗だ
直ぐに消え行く光ならば　明日へと放つよ

一瞬を切り取る写真のように　永遠を
集めたら　そう時を止めて　独り占めさせて

夏風といま優しい空　きっとこのままで
思い出に成るその時まで　忘れたりしない

舞い遊ぶこの幽玄花火　夏は終わらない
揺らいでもまた光踊る　夜に二人きり