風寄りし処 白き雲の合間 広き大地浮かぶ ジルコニア
光と緑溢れる 幻の国 人は竜と共に生きる

蒼き風の流れは水を 輝きは土を生み出す
強さは炎 生命の源

祈り奉るカゼノカケラ 願う永久の豊穣を
風と舞い踊り歌う声 響け神の元へと

守りたまえカゼノカケラ 我ら国の守り神
共に生き共に暮らすのは 蒼き空の民


忍び寄る魔の手 黒き影が伸びる 風の創る楽園 ジルコニア
闇と乾き襲い来る 枯れてゆく国 空は黒く染まり沈む

蒼き風の叫びは水を 苦しみは土を汚して
痛みは炎 全てを失くし 生命の巡り絶える

砕け散ったカゼノカケラ 悲劇見舞う天上の国
空の青も雲の白さも 黒く塗りつぶして

崩れ失せるカゼノカケラ 光僅か残すのみ
共に逝き共に消えて行く 蒼き空の民


光の軌跡映す 闇に染まる蒼い髪と瞳


旅立ちの時カゼノカケラ 微かなる跡追いかけて
一縷の望み希望胸に まだ見ぬ世界へと

さぁ取り戻せカゼノカケラ 煌き辿る旅路にて
共に行き共に目指すのは 蒼き空の国


カゼノカケラ


――――――


かぜよりしところ しろきくものあいま ひろきだいちうかぶ じるこにあ
ひかりとみどりあふれる まぼろしのくに ひとはりゅうとともにいきる

あおきかぜのながれはみずを かがやきはつちをうみだす
つよさはほのお いのちのみなもと

いのりまつるかぜのかけら ねがうとわのほうじょうを
かぜとまいおどりうたうこえ ひびけかみのもとへと

まもりたまえかぜのかけら われらくにのまもりがみ
ともにいきともにくらすのは あおきそらのたみ


しのびよるまのて くろきかげがのびる かぜのつくるらくえん じるこにあ
やみとかわきおそいくる かれてゆくくに そらはくろくそまりしずむ

あおきかぜのさけびはみずを くるしみはつちをけがして
いたみはほのお すべてをなくし いのちのめぐりたえる

くだけちったかぜのかけら ひげきみまうそらのくに
そらのあおもくものしろさも くろくぬりつぶして

くずれうせるかぜのかけら ひかりわずかのこすのみ
ともにいきともにきえてゆく あおきそらのたみ


ひかりのきせきうつす やみにそまるあおいかみとひとみ


たびだちのときかぜのかけら かすかなるあとおいかけて
いちるののぞみきぼうむねに まだみぬせかいへと

さぁとりもどせかぜのかけら きらめきたどるたびじにて
ともにいきともにめざすのは あおきそらのくに


かぜのかけら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

蒼空旅路~カゼノカケラ~【元応募用】

ゆうね(柏餅P)さんの曲(http://piapro.jp/t/Efn_)への応募用です。

2つ考えたうちの、こちらは物語風のものになります。


曲を聴いて1番最初に思い浮かんだのが、青空と白い雲の向こうに浮かんでいる空飛ぶ島の映像でした。
ということで、そこを舞台にしたお話を考えて詞を書いてみました。

 ***

ジルコニアという、風を全ての源として暮らす国が空の彼方にありました。
ある時、黒い影が国を襲い、守り神であるカゼノカケラという宝石(をイメージしました)を壊して去りました。
無くなった宝石と共に、ジルコニアも滅んでしまいます。

残された1人の空の民は、砕けたカゼノカケラを集めるために、その煌きを追って旅に出たのでした。

 ***

…という脳内設定です…。

ジルコニアはジルコン(風信子【ヒヤシンスorフウシンシ】鉱(石))と言う鉱物が酸化したもの。
風という字が入っていたのと響きがよかったのもあって、国の名として使ってみました。


いくつか読みを…。

処=ところ
生命=いのち
奉る=まつる
永久=とわ
汚して=けがして
天上=そら
微かなる=かすかなる

…です。


前のバージョンには、自分がどうやって音に言葉を割り振ったか…が書いてあります。
よろしければ参考にしてください。

※11/19追記※
前のバージョン…幾つか間違ってる部分ありますが、修正できないので、「あ、間違ってるな」と薄ら微笑んでやって下さい~(汗)


※12/9追記※
選考からは外れてしまいましたが、素敵な曲の歌詞を考えられてとてもうれしかったです!
どうもありがとうございました。
完成、楽しみにしております。

閲覧数:286

投稿日:2010/11/18 23:32:08

文字数:1,043文字

カテゴリ:歌詞

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