ARATA

(短歌)
なんとなく(なんとなく)
ことしはよいこと(今年はよい事)
あるごとし(あるごとし)
がんたんのあさ(元旦の朝晴)
はれてかぜなし(晴れて風なし)

Bメロ

すすはらいて(煤払いて) 
としがみさま(年神様)
むかう(迎う)
がんちょう(元朝)

こころのなしに(心のなしに)
やあらむは、経つ(やあらむは、経つ)
はやい(早い)
としつき(年月)

サビ

とまれ(止まれ) 
すすめ(進め)
こころに(心に)
きちも(吉も)
きょうも(凶も)
しらずに(知らずに)
くやし(悔し)
うれし(嬉し)
さてもや(然てもや)
このひ(この日)
かみは(神は)
せなかをおす(背中を押す)

こいに(恋に)
こぜに(小銭)
しょうなれ(小なれ)
ぜんい(善意)
あくい(悪意)
だいなれ(大なれ)
いのち(生命)
かみは(神は)
みまもり(見守り)
あらた(新た)
としを(としを)
さずける(授ける)

二番
(短歌)
としはじめ(年初め)
あいさつかわした(挨拶かわした)
ふたことめ(二言め)
きかずにおいて(聞かずにおいて)
おいてきたかこ(置いてきた過去)

Bメロ

てんかたいへい(天下泰平)
ねがいをこめ(願いを込め)
せちく(節供)
そなえて(供へて)
かんしゃとともに(感謝と共に)
あいとともに(愛と共に)
かこむ(囲む)
おうばん(椀飯)

サビ

むかえ(迎え)
すすめ(進め)
さらずは(然らずは)
うしろ(後ろ)
むくか(向くか?)
あたらし(惜し)
かんしゃ(感謝)
という(という)
あしあと(足跡)
つけて(つけて)
いまを(今を)
つむいでいく(紡いで行く)

こいに(恋に)
こぜに(小銭)
しょうなれ(小なれ)
ぜんい(善意)
あくい(悪意)
だいなれ(大なれ)
いのち(生命)
かみは(神は)
みまもり(見守り)
あらた(新た)
としを(年を)
さずける(授ける)


はれぎきて(晴れ着きて)
たくさんのひと(沢山の人)
くるけれど(来るけれど)
しかしことしも(しかし今年も)
かみよりだんご(神より団子)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

ATARASHI

すてきな楽曲に歌詞応募していらしたのを拝見いたしまして、人生において歌詞をつけたことも考えた事すらなかったので、挑戦してみました。

お正月の歌になるという事で、和装が少ないGUMIちゃんに歌詞も古語をおりまぜながら、もともとの年末の目的である大祓から,ヤクをはらい正月に奇麗にして家に神様を迎えよう。という古風な設定のもと、そういう節目や、「いるかもしれない」神様に、前に進む一歩をもらった経験を歌詞にしてみました。
冒頭の短歌は若い人たちが聞くであろう歌に過去のよい唄をどうしてもいれたくて、石川啄木の悲しき玩具より借りました。(没後50年経過のため著作権が消滅。とはいえこんな素晴らしい詩が世に埋もれるのはもったいないので。。。)
この詩を書いたとき啄木は、身内の不幸が重なり、家計も火の車だったそうです。 でも迎えた元旦、こういう詩がかけたのは、節目にはそういう人を前をむかせてくれる力があるんだと感じさせてくれる短歌でしたので使わせていただきました。 最後の「晴れて風なし」という部分にとても心情が現れていると思います。

ほかの二つの詩に関しては恥ずかしながらわたしです。

タイトルのATARASHIは「新し」と古語の「惜し」(もったいない)
という言葉からローマ字表記にさせていただきました。 無理やりですが、新しいを迎えない?もったいない って意味と、もったいないという未練が時に新しいものを受けいれるスペースがあかない原因となることもあるので、ピッタリかな?とこのタイトルにしました。

閲覧数:137

投稿日:2014/08/07 23:49:22

文字数:888文字

カテゴリ:歌詞

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