[A]
凍てついた鎖に縛られて
いつからか孤独も忘れ去る
進みゆく針だけ眺めては
いつか見た遠くの君を待つ

[B]
ああ 聞こえる足音(おと) 甘い歌声が
「さあ、私を見て」 誘惑の鐘

[サビ]
絡み合う指で ねぇサロメ この夜を灯して
こじ開けた扉の向こう 誰かの面影(かげ)が笑う
爪先に青白の月光(ひかり) そこにあるtragedy
唇で壊した世界 君に焦がれ溺れて


[A]
あの夏に失くした背の翼
君がいるからもう必要ない

[B]
交わるほどに 刻まれる火傷
爛れた肌も 愛しい痛み

[サビ]
「カルマの棘に傷ついても手を離さないでね」
しがみつく君の微笑が奪う暁の空
永遠・楽園にElegy この刹那に落ちて
酔い痴れる鮮やかな影 抱いて熱に抱かれて

[C]
愛の意味さえ 深く知らずに
囁く君の声は Love or Lie?

[サビ]
太陽と月に背を向けた この甘い口づけ
沈みゆく眩しい闇は まるで君の瞳の…

絡み合う熱で ねぇサロメ この夜を灯して
こじ開けた扉の向こう 裸の君が笑う
指先に銀色の光 そこにあるtragedy
唇が描いた願望(ゆめ)を 僕が叶えてあげよう 
さあこの首を切って――



--------------------
以下 ルビと口頭での発音イメージです


※の発音はお任せ致します
()は口頭では小さい又は省いても良いものです


いてついた くさりに しばられて
いつからか こどくも わすれさる
すすみゆく はりだけ ながめてわ
いつかみた とおくの きみをまつ

ああ きこえるおと あまいうたごえが
さあ わたしをみて ゆわくのかね

からみあうゆびでねえさろめ このよるをともして
こじあけた とびらのむこお だれかのかげがわらう
つまさきにあおじろのひかり そこにあるトラジェディー※
くちびるでこわしたせかい きみにこがれおぼれて

あのなつに なくした せのつばさ
きみがいる からもお ひつよない

まじわるほどに きざまれるやけど
ただれたはだも いとしいたみ

かるまのとげにきずついても てをはなさないでね
しがみつく きみのびしょおが うばうあかつきのそら
えいえんらくえんにエレジー※ このせつなにおちて
よいしれるあざやかなかげ だいてねつにだかれて

あいのいみさえ ふかく しらずに
ささやくきみの こえわ らぶお(あ)ら(い)※

たいよおとつきにせをむけた このあまいくちづけ
しずみゆくまぶしいやみわ まるできみのひとみの

からみあうねつで ねえさろめ このよるをともして
こじあけたとびらのむこお はだかのきみがわらう
ゆびさきにぎんいろのひかり そこにあるトラジェディー※
くちびるがえがいたゆめを ぼくがかなえてあげよ
さあ このくびをきって

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

Salomé―サロメ― (応募用仮タイトル)

応募用に書かせていただきました。
素敵な原曲様→http://piapro.jp/t/MqB3

ロック調との事でしたので、派手に乱暴にいこうと思ったのですが、美しい旋律を聞いていたら耽美的でV系っぽい印象を受け、
歌詞も少し耽美調を目指しました。
仮タイトルと歌詞に起用したサロメという女性は、オスカー・ワイルド作の同タイトルの戯曲からお借りしました。
原曲様のサビを初めて聞いた時 戯曲サロメが無意識に浮かんだので、サロメという女性をイメージに、結末も戯曲と同じ首オチにしました。
サロメをご存じない方には分かりにくい歌詞だと思いますが、これを機にサロメを知ってくださる方が増えると嬉しいです。

閲覧数:238

投稿日:2014/09/20 05:24:12

文字数:1,179文字

カテゴリ:歌詞

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  • わいじぇい

    わいじぇい

    使わせてもらいました

    大変遅くなりましたが、こちらで使わせていただきました
    http://piapro.jp/t/MqB3
    この度はありがとうございました

    2015/04/22 20:45:53

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