《1番》

千年王城(せんねんおうき)の西の外れ ここは化野の念仏寺

現世(うつしよ)常世(とこよ)の 間(はざま)の化野は 位(な)も無き人々の埋葬(おわり)の地

風に舞え 山錦 幾数多の無縁仏を慰めや

緋が燃える 緋が燃える その様や晩秋の地蔵盆

赤や黄色も紅葉なら 朽ちれば等しく土となる 老いも若きも人ならば 朽ちれば等しく髑髏(されこうべ)

《2番》

常世(とこよ)の門は 東は鳥辺野(とりべの)ならば 西は化野の念仏寺

無縁仏や水子の魂を 弔う幾千の石仏

闇に舞え 山錦 御霊守る地蔵様を慰めや

緋が燃える 緋が燃える その様や晩秋の地蔵盆

蔦も楓も紅葉なら 朽ちれば等しく土となる 男も女も人ならば 朽ちれば等しく髑髏(されこうべ)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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化野ノ緋(あだしののひ)

京都の化野念仏寺をテーマにした曲です。初めてこの地を訪れたのが丁度晩秋で、紅葉が赤々と燃えている様が毎年8月に行われる地蔵盆の炎と重なった事からこの歌詞を作りました。

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投稿日:2012/11/05 21:58:57

文字数:333文字

カテゴリ:歌詞

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