片足立ちのエトワール


ステラ　麗しい夜
綺麗なその瞳に　いま
アタシは映っているのかしら？

ステラ　笑ってみせて
虚ろなこの胸に春を
芽吹かせて夢を運んでほしいの

歪む感情に躍らされるまま
糸が絡まってゆくマリオネット
月溜まりの部屋　孤独な演目
あぁ　惨めな悲劇(トラゴイディア)！

ねえ　ステラ
躊躇わずにこのアタシを引き裂いてよ
繋いだ手の熱が
ふたりの夢　壊してしまうから


ステラ　揺れる三日月
嘘つきなこの唇は
針と糸で塞いでしまおう

ステラ　笑っていてね
その冷たい頬に触れて
アタシは種(エゴ)から咲く恋に落ちた

損な役回り　報われぬ道化(ピエロ)
この脚本(シナリオ)には「笑み」は似合わない
さよならピリオド　もう終わりにしよう
せめて盛大な拍手を！

ねえ　ステラ
アタシ達にはこの宿命(さだめ)は重すぎたの
「変わらず　いられたのなら…」
あり得ない事　アタシは知ってたよ


終わってしまう昨日に
置き忘れたノスタルジア
心が空っぽなのは
アタシがそれを望んでたから

ねえ　ステラ
間違いだなんて言わないでね　泣いてしまうわ
ねえ　ステラ
隠した想いに気付いていたの？

アタシの大事なステラ


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すてら　うるわしいよる
きれいなそのひとみに　いま
あたしはうつっているのかしら

すてら　わらってみせて
うつろなこのむねにはるを
めぶかせてゆめをはこんでほしいの

ひずむかんじょうにおどらされるまま
いとがからまってゆくまりおねっと
つきだまりのへや　こどくなえんもく
あぁ　みじめなとらごいでぃあ

ねえ　すてら
ためらわずにこのあたしをひきさいてよ
つないだてのねつが
ふたりのゆめ　こわしてしまうから


すてら　ゆれるみかづき
うそつきなこのくちびるは
はりといとでふさいでしまおう

すてら　わらっていてね
そのつめたいほおにふれて
あたしはえごからさくこいにおちた

そんなやくまわり　むくわれぬぴえろ
このしなりおにはえみはにあわない
さよならぴりおど　もうおわりにしよう
せめてせいだいなはくしゅを

ねえ　すてら
あたしたちにはこのさだめはおもすぎたの
かわらず　いられたのなら
ありえないこと　あたしはしってたよ


おわってしまうきのうに
おきわすれたのすたるじあ
こころがからっぽなのは
あたしがそれをのぞんでたから

ねえ　すてら
まちがいだなんていわないでね　ないてしまうわ
ねえ　すてら
かくしたおもいにきづいていたの

あたしのだいじなすてら